ダンスレッスンの最初にやるアップって何?
投稿日:2023年9月10日更新日:2023年9月10日
皆さんこんにちは!
埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織です。
皆さんはダンスレッスンの際、なぜアップをするのか皆さんは考えた事がありますか?
レッスンでもなんとなしに行っている方も多いのではないでしょうか。
またレッスン後にクールダウンをする必要性につあて考えた事はありますか?
効果や目的を知る事でダンスをする為の体づくりに必要な知識を身につけられます。
そこで今回はアップとクールダウンについて解説していきます!
アップの目的
○体を動きやすくする
○怪我を予防する
○心や気持ちの準備をする
上記の3つの目的で行います。
それではアップは体にどのような効果があるのでしょうか?
アップの効果
1.筋肉を温める
ウォーミングアップには体を動かしたり、ストレッチをしたりすることで筋肉を温める効果があります。
筋肉は糸のような繊維が束になってできており、力を入れると繊維が伸び縮みします。
血液が流れる事で筋肉の温度が上がり血液が温められることで、
筋繊維が滑らかに伸び縮みできるようになります。
結果として、運動したときに筋肉がスムーズに動き怪我の予防につながります。
2心拍数を上げる
運動やスポーツをすると筋肉を動かすエネルギーを作り出すため、酸素を血液の中に取り込む必要があります。
そのため、心拍数を高め、呼吸を多くすることが重要です。
しかし、いきなりこのような反応が体に起こると、心臓や肺などにかかる負担が大きくなるため、ウォーミングアップで事前に心拍数を上げて準備をすることが大切です。
3.脳を活性化させる
スポーツ選手がプレーの前に声を出したり、ルーティンの体操をしたりする場面を目にした事がある方もいると思います。
これは、運動前に脳を活性化させて体を動きやすくしたり、イメージ通りに体を動かしやすくする為に行います。
4.関節の動きを滑らかにする
ウォーミングアップにより関節を動かすことで、関節から滑液(かつえき)と呼ばれる成分が分泌されます。
滑液は関節内の動きを滑らかにする潤滑油のような働きを持つため、よりスムーズな運動が可能になり、怪我の予防にもつながります。
5.神経を刺激して反応・反射を良くする
アップで神経を刺激することで、瞬発的な反応や反射、一瞬に大きな力を必要とする動作をしやすくする準備ができます。
クールダウンの目的や効果
○運動による疲れをとる
○運動による体への負担を軽くする
運動は体へさまざまなダメージを与えます。
具体的には筋肉や血管の損傷や炎症、血流や酸素の不足が起こり、結果として疲労がたまったり、筋肉痛が起こったりします。
運動後にクールダウンをすることで、疲労の原因となる乳酸を取り除いたり、炎症を抑えたり、酸素不足を解消したりといった効果が得られ、疲労の回復や体への負担軽減が期待できます。
アップのポイント
アップでは「体(筋肉)を温めること」が重要になります。
呼吸を意識し、軽い有酸素運動を実施することでじっくり体を温めながら、心拍数を上げていきます。
ストレッチには反動をつけずに筋肉を伸ばす方法と動きながら筋肉を伸ばす方法があります。
ウォーミングアップには反動をつけずストレッチをすることが多いと思いますが、あまり長く筋肉を伸ばしすぎるとその後の運動のパフォーマンスを低下させたり、怪我のリスクが高まったりする可能性があります。
またせっかく有酸素運動で温めた体が冷えてしまうことにもつながります。
1つのパーツ毎に30秒から長くても1分ほどで行いましょう。
クールダウンのポイント
ストレッチで血流を改善して炎症を抑える
疲労や固さを感じる筋肉を反動をつけずに痛みを感じる手前くらいの強さで伸ばすようにしましょう。
運動時に体を動かしやすくしたり、けがを予防したりするためにはウォーミングアップやクールダウンはとても大切です。
なんとなくで行っていた行動も
理由を知るとより身体を意識して行えます。
怪我なくダンスを楽しむ為の知識として知っておきましょう。
この記事は、埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織が作成しました。
少人数なので定員になる前に☆
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