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ヒップホップダンスの種類を解説!

投稿日:2023年10月15日
更新日:2023年10月15日

皆さんこんにちは!
埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織です。

ストリートダンスで代表的なヒップホップダンス。
ヒップホップダンスの中でも、さらに細かく種類が分けられていることは知っていますか?
今回はヒップホップダンスの種類について詳しく解説していきます。

ヒップホップダンスは歴史や音楽とともに進化する

ヒップホップダンスは、ヒップホップミュージックに合わせて踊ります。
1980年代後半に誕生したスタイルです。
ダンスで用いるヒップホップミュージックは、1970年代にアフリカ系アメリカ人が生み出し、その後ヒップホップダンスも広まって行きました。

元々はリズムに合わせたアップ・ダウンの動きが中心でしたが、そのスタイルは時代や音楽と共に変化し続けているのが特徴です。
また、様々なダンスジャンルの要素が混ざっており、ダンスの定義付けが最も難しいジャンルとも言われています。同時に「型にとらわれないダンス」として、自己表現がしやすいのもヒップホップダンスならではでしょう。
ヒップホップはとても奥が深いダンスなのです。

時代ごとに違うダンススタイル

オールドスクール

1970年代から1980年代にかけて生まれたダンススタイルです。

・ブレイクダンス
・ポップダンス
・ロックダンス
・ソウルダンス
・ワッキングダンス

上記ジャンルの総称がオールドスクールと呼ばれる事が多く、特に日本だとブレイクダンス・ポップダンス・ロックダンスの3つがオールドスクールとして馴染み深いでしょう。

テンポが速いビートに合わせたダイナミックなステップが特徴で、現在のストリートダンスにも大きな影響を与えているダンススタイルです。
この時代のダンサーのファッションは、大きなラジカセや派手な金属のネックレス、サングラスなどが特徴的です。

ミドルスクール

ミドルスクールは、1980年代の後半から1990年代の前半にかけて流行したダンススタイルです。
時期的にはオールドスクールとニュースクールの中間。
ただ、この分類は日本独自のものであり、海外では「オールドスクール」「ニュースクール」のどちらかでしか分類されません。

・ビバップ
・ニュージャックスイング

ミドルスクールには上記2つのダンスジャンルが含まれており、ハイテンポな曲に合わせた軽快なステップが特徴。

また、「ランニングマン」「ロボコップ」「ブルックリン」といったヒップホップダンスの定番ステップも、この時代のものとされています。

ニュースクール

ニュースクールは、1990年代以降における現代的なダンススタイルのことです。

・ヒップホップダンス
・ハウスダンス
・クランプ

上記3つのダンスジャンルが含まれ、現代のヒップホップダンスもニュースクールに分類されています。
シンプルなステップダンスが多く、ダウンの要素が中心に含まれているのが特徴
様々なジャンルのムーブが融合されており、今後も常に進化し続けていくでしょう。

ヒップホップダンスの種類

ヒップホップダンスにおける代表的な6つの種類を紹介していきます。

ミドルスクールヒップホップ

ミドルスクールヒップホップは、ニュージャックスイングに合わせたダンスのこと。
ニュージャックスイングとは、1980年代後半、アーティスト兼プロデューサーとして人気が高かった「Teddy Riley」によって生み出された音楽の事です。
ダンスの特徴は、軽めのステップを多用し、ノリやグルーヴ感を大事にした軽快なスタイル。
ニュージャックスイングのスピード感がある曲調に合わせた、シンプルかつキレのある動きが特徴的です。
細やかな足さばきが求められるダンスな為、アップテンポなダンスが好きという方におすすめです。

アンダーグラウンドヒップホップ

アンダーグラウンドヒップホップとは、日本独特のジャンルで「アングラ」と呼ばれることもあります。
重低音に合うようなダンススタイルで、ビートに乗るように大きく身体を動かしたり、リズムを遅めに取って重たい雰囲気を出したりするのが特徴。

身体をねじるような動きや、力強く踏み込んでいく動作がダンス中に多く取り入れられています。
独特の曲調で、軽快なダンスよりも深みが強いダンスを踊りたいという方におすすめです。

LAスタイルヒップホップ

LAスタイルヒップホップダンスは、名前の通り、ロサンゼルスで生まれたダンスジャンルのこと。
スタイルヒップホップとも呼ばれています。

近年のヒップホップやR&Bの楽曲を使用して踊るのが特徴で、ヒップホップダンスの中では比較的新しいジャンルです。

歌詞や曲のイメージを自身の感性で表現する表現力重視という点が特徴です。
歌詞にある言葉やニュアンスを、そのまま振り付けとして加えます。
なめらかな動きが多く、おしゃれで見栄えが良いダンスです。
ダンサーの感性でオリジナルの振り付けを加えていくため、ダンスを通して自己表現がしたいという方におすすめです。

ジャズヒップホップ

ジャズヒップホップとは、ジャズダンスとヒップホップダンスを融合させたダンスジャンルのこと。
ヒップホップのテイストが強く、テンポ感が良い楽曲を使用することが多いです。

MVのバックダンサーや、テレビCMの振り付けでも使われるジャンルです。 ヒップホップの基礎であるグルーヴ感やパワーがある動きを含めつつ、ジャズのスタイリッシュな雰囲気も取り入れているのが特徴です。
また、ダンサーによってジャズ・ヒップホップどちらの要素を強めるかは異なり、自由な表現ができるのもジャズヒップホップならでは。
日本ではジャズ要素強めの場合はジャズヒップホップ、ヒップホップ要素強めな場合はヒップホップジャズと呼ばれることも。

ジャズの落ち着いたおしゃれな雰囲気が好き、という方におすすめです。

ガールズヒップホップ

ガールズヒップホップは、女性らしさが特徴のダンスジャンル。
主に女性が歌うヒップホップの楽曲を使用します。
日本において特に人気なジャンルです。

露出が多い服装や、ヘソ出しの服装で踊ることが多いのもガールズヒップホップならでは。
腰やお尻、胸を使ったセクシーでキュートな動きが中心で、ボディラインをアピールするような動作が多く取り入れられています。
「ジャズヒップホップ」よりも、さらにポップな女性らしさが強調されているイメージです。

また、ガールズヒップホップを踊るのは女性が多数ですが、最近では男性の割合も増えており、セクシーに踊りこなす方もたくさん。
女性ならではのセクシー・キュートなヒップホップを踊りたい、という方におすすめです。

R&Bヒップホップ

R&Bヒップホップは、R&Bの楽曲に合わせて踊るヒップホップダンスのこと
楽曲の歌詞やメロディーに合わせたダイナミクスな振り付けです。
ミドルテンポな楽曲が多いぶん動作は大きく、かつ指先の繊細な動きを大事とするダンス。
男女のペアでストーリー性を持った踊る振り付けも、R&Bヒップホップの特徴です。
しっとりとした音楽に合わせ、曲の世界観を全身全霊で表現しながら踊ります。
R&Bの音楽が好きという方におすすめです。

まとめ

今回の記事では、ダンス初心者の方に向けて、ヒップホップダンスの主な6種類について解説しました。
それぞれの特徴を理解すると、自分の好みに合うヒップホップが見えてきますね!
ぜひ自分好みのジャンルを見つけて、ヒップホップダンスにチャレンジしてみてください。

この記事は、埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織が作成しました。

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