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ジャズダンスのピルエットを綺麗に回るコツ

投稿日:2023年11月13日
更新日:2023年11月13日

皆さんこんにちは!
埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織です。

ジャズダンスの醍醐味でもあり、見せ場でもあるピルエット。

できないと非常にモヤモヤしますよね。
日によって回れたり回れなかったり、、
たくさん練習すれば回れるようになるものではありますが、効率よく練習したいものです。
そこで今回はピルエットのコツを解説します。

ジャズダンスを始めて、誰もがぶち当たる壁でもあるピルエット。
みんなその壁を乗り越えて2回転、3回転とモノにしていくわけですがわこの壁は相当に高いです。
壁を乗り越えて、コンビネーションの中で2回転をスムーズに成功させる事ができれば、不自由はしないでしょう。

ピルエットの練習時、ピルエットを回れてない時は、共通した症状があります。

ピルエット時の主な失敗パターン

◾︎軸足が「トントン」する

回ろうとするあまり、重心が上がりすぎている事が原因です。

「自分の上半身は何kgで、下半身は何kgだと思いますか?」
上半身:下半身 = 6:4と言われています。
おおよその数字ですが、仮に体重60kgの人だとしたら、上半身は36kg。下半身が24kgくらいです。
これって結構驚愕の数字ではないでしょうか?
上半身36kgといったら、スーパーで売っているお米、5kg入りの袋約7つ分です。これを持ち上げようとしたら、大の男でも結構なパワーが必要です。
ところが、下半身は常に36kgもの重さを支えています。
勿論ダンスをしている時も下半身は頑張っています。
つまり「重心が浮く」という状態は、上半身の重さを見失っている状態と言えます。

解決法①上半身の重さを感じる

プリエした状態(踵が床に着いていて、なおかつ膝が曲がった状態)、そこから膝を伸ばす動きの全てにおいて、上半身の重さを感じながら基礎訓練を行います。
36kgの上半身を下半身が持ち上げる感覚です。
日常生活で上半身の重さを感じる機会はなかなか得られないです。
基礎的なエクササイズの中で養っていきましょう。

解決策②軸足で床を押す

自動車のアクセルを踏む感覚でぐぐっと床を押します。
ルルベする時に押し続けます。床を押す感覚を養う事によって、軸足の親指の付け根が床から離れそうになるのを押さえつけられます。

◾︎バランスが崩れる

自分に最善なポジションが染み付いていないと考えられます。

解決策①

腕は今、どの位置にあるのか?

脚はどれくらいの高さまで上がっているか?

背中は反っていないか?

などあらゆる部分を鏡などでチェックする。
ココで注意したいのはチェックするだけ、という事です。

解決策②

ダンス的な身体の使い方に慣れる

自分にとって最適なポジションが見つかると、身体の方が勝手に反応してくれるようになります。つまり、最適なポジションをとらなかった場合、気持ち悪くなってきます。

◾︎目が回る

首がついてないことが原因と考えられます。

解決策①

2回転目以降、鏡に映った自分と目が合うかどうか?

解決策②

首を「なんとなく」つけていないか?

・まず首をつける
以下はレッスン中に行っている首をつける為の練習です。
やり方は両足を揃えて立ち、足はパタパタと小刻みに動かして時計回りをします。4カウントで1回転。つまり8カウントで2回転です。
カウント=1、2、3、4、5、6、7、8、
首の瞬間=◯、◯ 首、◯、◯、◯、首、◯、
カウントと首をつける瞬間を図にすると上記のようになります。
「1、2、」までは首より下だけが回転しています。
顔は正面を見ていてください。ちょうど、左肩に自分の顎が乗っている。
そんなイメージです。「3」で首が回転します。
「3」にピッシーッ!とつけます。
この首をつける練習で「首をつけるってどういう事なのか?」を理解したらピルエットの練習本番です。
4カウントで準備、4カウントで回転となる事がおおいです。

首はANDのカウントに入ります「5、6」の「、」にあたる部分です。
身体と、首の動きを分離させる。
これはちょっとした「コツ」のようなものです。
一度身体に染み付いてしまえば、ほぼ無意識に繰り出す事ができます(油断するとキレは落ちますが)。
なぜならダンス的には、首がついていた方がより自然だからです。
首をつけるこそピルエットの要であると言えます。

まとめ

「原因はひとつだけ」という事はまず考えられません。
必ず複数の原因が重なっています。
ところが、人間そんなに器用ではないですね。
いっぺんに試みても上手くいきません。
ではどうしたら良いのでしょうか?
それは「常に身体を最大まで、大きく使う事」であります。
そして毎回の稽古で、いずれかひとつで良いです。
解決方法を頭の片隅に置いておく。
次の稽古も「身体を最大まで使う」。
解決方法を入れ替える、試行錯誤する
そういった地味な積み重ねで、自分の身体を進化させる。
すると「今2回転できてたかも?!」という瞬間が訪れるのです。

地道な積み重ねを続け、綺麗なピルエットができるようになりましょう!!

この記事は、埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織が作成しました。

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