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ダンスが上達するダンスでの重心の取り方&体重移動

投稿日:2023年11月29日
更新日:2023年11月29日

皆さんこんにちは!
埼玉ダンススクールリアンの髙橋紫織です。

ダンスのキレを出したり、カッコいい形で踊るためには、重心をうまく使って体重移動することが重要です。
ダンスは重心がズレたり、体重移動がうまくできないと、体への負担も増えます。
ダンスの重心の取り方と聞くと難しい感じがしますが、重心を一発で取る方法があるんです!
重心をしっかりコントロールできれば、どんなダンスの動きも楽にできるようになりますよ。

何度練習しても上手く動けないステップのコツを掴めるようになったり、一番カッコいいと思う体勢で踊れるようになります。

今回は、うまく重心をコントロールして、振り付けやステップなどでスムーズに動くための体重移動のコツや、すぐに感覚が掴める重心の取り方について解説します!

ダンスで重心が取れないとなぜ上手く踊れないの?

上達の弊害になり得る

重心をうまく使えていない人の踊り方には特徴があります。

◾︎踊るとフラついたりダンスが安定しない
◾︎決めのポーズやターンでピタッと止まれない
◾︎ターンがブレたり1週回りきれない
◾︎ステップや動きで力の入れどころがわからない

このような人は、重心移動をうまく行えず、ズレているケースです。
特にダンスはターンを多様するので、重心がとれないのは致命的となります。

重心がとれないとスムーズに体重移動ができず、姿勢が悪くなったり、力が伝わらず踏ん張りが効きません。

動きが悪くなる

重心移動が出来ないと、ダンスの見栄えが悪くなることがあります。
重心がズレるとドタバタ動いてしまったり、フォームが崩れた汚いステップになってしまう事も。
例えば、ダウンのリズム取りでサイドステップをする時は、ダウンのリズムを崩さずに横に移動します。
このときに重心のコントロールが下手だと、進行方向に重心がかかりすぎてバランスを崩したり、重心が軸足に残っていて上手く横に移動できなかったりと、ぎこちない動きになってしまいます。

思わぬケガを引き起こす

重心のズレは身体へのリスク=負担となり得ます。
重心をコントロールできず無理な体勢で体重移動したり、重心の取り方を間違えてしまうと、体に負担がかかってケガのリスクがグンと高くなります。

ヒップホップダンスはがに股の動作が多く、外側の筋肉を使って間違った重心で膝が外を向くと、膝や足首に余計なひねりが加わって負担がかかり、思わぬケガに繋がる事も。

ダウンのリズム取りにしても、重心がブレてかかとに重心がいきすぎると、腰を痛めやすいです。
重心が定まらないと、体がグラグラして足先だけでステップをしているような見え方になります。

そのせいで力んでしまったり、余分な動きが増えるので、体力を消費しやすく、疲れやすくなります。

ダンスで重心のコントロールは素早い体重移動を意識!

普通に両足で立つときは、両足に同じだけ体重をかけますよね。
ダンスの場合はステップによって右足だけに体重をかけたり、右足の中でもつま先に体重をかけたりなど、変則的に重心の位置や体重を乗せる部分が変わります。

複雑なダンスの動きは、わずかな重心の変化(重心の位置)を察知してスムーズに体重移動することで、重心のコントロールができます。
だからこそ、次に行う動作が早くなったり、軽やかにダンスのステップを踏んだり、キレのある動きが生まれます。
重心をコントロールするためには、いかに素早く体重移動を行えるかが重要です。

ダンスの体重移動がスムーズになるにはどうするの?

1.足だけで動かない

不安定なダンスになる人は、ステップや動作の中で一歩踏み込んだり左右に体重移動するときに、足だけで動く人が多いです。
また、重心の中心部(お腹、腰、胸)が引けていたり、胴体をうまく使えていないことが多々あります。
胴体の使い方も意識しましょう。

2.姿勢を改善する

誰でも体に多少の歪みはあるものですが、猫背だったり普段の姿勢が明らかに悪い人は、体重が片側に片寄ったり、重心がズレてしまう原因になります。
普段から姿勢が悪く猫背だと、軸がうまくとれない事も。
背中が丸まっていたり、肩が内側(前方)に入っていたりと、姿勢が悪いことは自分では気づきにくいので、意識してみてください。
上手いダンサーは決して猫背のまま踊りません。
猫背のまま踊ると体を上手く使えず、重心を取れない為きれいにアップやダウンのリズム取りができません。
特にストリートダンスは一見、姿勢が悪い踊りに見えますが、上手いダンサーは体を柔軟に使って、しっかり自分の重心や姿勢を理解した上で踊っています。
猫背(姿勢)を改善するだけで躍りが全く変わりますよ!

3.つま先や足裏の筋肉を鍛える

ダンスの動作は、リズム取りやステップなどで踏み込むときなど、体を移動させるときはつま先(親指側)が大切です。
体重移動する時に重心の中心であるお腹や腰の使い方も大切ですが、重心を支える足(つま先)の力が弱いと、踏ん張れなかったり、動きが流れてグラついてしまいます。
重心を運ぶ土台のつま先を鍛えることで、ダンスの激しい動きでも踏ん張りがきき、素早い体重移動ができるようになります

今すぐダンスの重心を取るには?

重心や体重移動は感覚的なものです。
その為ダンスの初心者さんだけでなく、ある程度ダンス経験がある人でも意識して改善するのは難しく感じられます。

誰でも簡単にダンスの重心を意識するには頭を意識してみましょう。

人間の頭は、体の約10%の重さと言われています。
体重が60kgだと頭は6kgという事になります。
これはボーリングの球ぐらいある重さなので、かなり重たいです。
頭を右に傾ければ右足に重心が移動して体は右に傾きます。
ということは、頭が右にズレた状態でターンすると、右にブレてキレイなターンになりません。
ダンスの動作で重たい頭の位置がズレていると、重心もズレてしまい、あらゆる動作のバランスが崩れてしまいます

頭の位置に気を付けるだけでも楽に重心を意識することができます。

自分の体で感じる事が大切なので、頭を傾けたらどうなるか試して見てくださいね!

また手本としているダンサーの頭の位置がどこにあるのかもよく観察してみましょう。

まとめ

上手く重心を使って体をコントロールするためには、ダンスの基礎を身に付けることが大前提です。
重心の感覚が掴めてきたら、基礎練習の時にも結びつけながら練習していきましょう
ダンス練習の過程で自然と重心がとれるようになっていきます。
しっかり基礎練習をやりながら、重心や体重移動を意識して取り組むことが大切ですよ!

この記事は、埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織が作成しました。

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