「リズム感」の鍛え方
投稿日:2023年9月21日更新日:2023年9月21日
皆さんこんにちは!
埼玉ダンススクール リアンの髙橋紫織です。
ダンスが上達する為に、とても大切な要素の1つにリズム感があります。
ダンスをしている人の年齢や性別問わず誰にでも言えることで、曲調をうまく掴むことができなければ、満足のいくダンスをするのはなかなか難しく感じられます。
とはいえ、ダンスは子どもの習い事ランキングにも入るほど人気があります。
リズム感がない
そもそもリズム感は生まれつきのもの?
運動神経も悪いしリズムなんて取れない
なんて悩んでいる方も多いと思います。
そこで、今回はダンスにリズム感が必要な理由や鍛え方などについて詳しく解説していきます。
リズム感はダンスにおいて重要な要素
ダンスにおいて、リズム感は核のようなものです。
曲調を理解し、テンポに合わせて振り付けを踊ることができれば
初心者感が抜け、ダンスの表現の幅が広がります。
振り付けは、曲中の効果音が入る部分やサビの盛り上がるところなどで
音と動きが揃うように考えて作られています。
それが合わなかったり、明らかに曲とずれていたりすると、踊っている本人だけでなく、見ている側も違和感を感じてしまいます。
大人数でダンスをする際も、リズム感は必要不可欠です。
周りがピタッとダンスを合わせているのに、1人だけずれたり、動きがバラバラになってしまったりと、全体のバランスが崩れてしまう為です。
ジャンルごとに違うリズムの取り方
一言で「音楽」と言っても、ダンスに使われる曲はヒップホップから民謡まで、色々なリズムが存在します。
音楽が違えば練習方法も大きく異なることは、ダンスの経験がない方にもイメージしやすいかと思います。
ここでは、ダンスの基本とも言える2種類のリズムについて紹介します。
8ビート
1、2、3、4と単純に大きく拍を数える8ビートは、日本人に最も馴染みの深いテンポです。
8つの拍を1つの括りとして捉えたものを「1小節」と呼び、多くの曲の基本単位となっています。
学校などでも、体操や楽器の練習をする際「1、2、3、4、5、6、7、8」「2、2、3、4、5、6、7、8」と数えていたのではないでしょうか。
ダンスでは、この8拍から成る1小節を「1×8(ワンエイト)」と呼び、次の8拍を「2×8(ツーエイト)」と呼びます。
通常、音楽の世界では4拍を1小節として数えますが、ダンスの世界では8拍、つまり音楽の世界で言う2小節分を「1×8(ワンエイト)」という単位で数えることが基本となります。
16ビート
16ビートは、1小節の長さは8ビートと同じですが、8ビートの拍の間に、裏の拍である小さい拍もカウントするのが特徴です。
いちのち、にぃのぃ、さんのさなど
裏の拍もとれるようになると、よりリズム感を意識した動きができるようになります。
8ビートでカウントされる大きな拍は「オンカウント」や「オンビート」と呼ばれ、
16ビートで刻まれる小さな拍は「エンドカウント」や「エンドビート」などと呼ばれています。
同じ1小節の中で16カウントするため、馴染みのない方にとっては、多少難しく感じられます。
海外では、16ビートの文化が根付いているので、自然とリズムに合わせて身体を動かすことができます。
日本では童謡から流行曲まで、そのほとんどが8ビートで構成されているため、どうしても16ビートの曲のダンスに対し難しく感じられてしまいます。
リズム感を鍛えるためのコツ
生まれた環境が違えばリズム感も異なります。
リズム感は生まれつきではなく、練習次第で向上させることができますよ!
リズム感の練習方法①
メトロノームに合わせてトレーニング
リズム感を鍛える基本は、メトロノームを使うことです。
まずはメトロノームに合わせて拍を取り、ずれることなくリズムが刻めるようになったら、今度は裏の拍の練習です。
メトロノームが鳴らすオンカウントの間に、手でエンドカウントを入れます。
最近では無料のアプリを使って、基礎練習として毎日手軽に行うことができますよ!
お気に入りの曲を聴き込む
ある程度リズム感が身に付いてきたら、次は好きな曲を聴き込んで耳や身体を8ビートや16ビートに慣らしていきます。
この時、エンドカウントを意識して聴くことが大切です。
そうすることで、これまで意識しなかったドラムやベース音に気付くことができるはずです。
ドラムの音がたくさん入っているような、ノリのいい曲を選ぶと楽しんで聴き込むことができるでしょう。
コツさえつかめば自宅でもリズム感は鍛えられる!
ダンスとリズム感の関係や拍のとり方、そしてその鍛え方などについて解説しました。
今はリズム感が乏しくてなかなかダンスが上達しない、と感じている方も練習を重ねることでリズム感は鍛えられます。
拍を意識し練習を重ね、今以上にダンスを楽しんでくださいね!
この記事は、埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織が作成しました。
少人数なので定員になる前に☆
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