ジャズダンスで身につけたい!バットマンのコツ
投稿日:2024年3月19日更新日:2024年3月19日
皆さんこんにちは!
埼玉ダンススクールリアンの髙橋紫織です。
ジャズダンスでは、華やかに魅せる為にターンや足上げなどの技術が重要になってきます。
今回は足上げ(バットマン)について解説します!
バットマンとは?
バレエの基本的な動きの一つで、「打つ」という意味があります。
特に、グランバットマンは脚を90度以上大きく上げる動きの事で、ダイナミックで動きのある踊りにする為に重要な技術です。
この動きは、脚をまっすぐに伸ばしたまま、前・横・後ろのいずれかの方向に高く蹴り上げるのが特徴です。
グランバットマンの足の上げ方は2段階に分かれています。まず、90度までは前ももで足を上げます。
そして、90度以上は腰(腸腰筋)で骨盤を持ち上げて足を上げる必要があります。
多くの人が腰を使わずに前ももだけで足を上げようとするため、足が90度以上に上がらないことがあります。
腰を使って骨盤を持ち上げることで股関節を上げやすくする「ギアチェンジ」が必要です。
また、グランバットマンをうまく行うためには、足の指をしっかり使って足を上げること、おしりを締めて骨盤を回転させる「アンディオール」の足を意識すること、そして上半身のお腹や背中の筋肉を上に引っ張り上げる意識を持つことが大切です。
バレエのレッスンでは、これらの動きを練習し、美しいグランバットマンを目指します。
アンディオールってなぁに?
バレエにおける基本的な身体の使い方で、脚を外側に回転させることを指します。
クラシックバレエでは、全ての動きにおいて脚は股関節から外側に向けられる必要があります。
アンディオールは、ターンアウトとは異なり、動いている最中や動作持続中に下肢が外旋している状態を指します。
例えば、パラレルポジションでも下肢が外旋していれば、それはアンディオールしていると考えられます。
アンディオールをうまく行うためには、足裏の力、内転筋の力、そして引き上げる腹筋力がとても重要です。
足裏に力が入ると、それが内転筋に伝わり、脚をきれいに開くことができます。
身体に力を入れすぎると体が硬くなってしまい、うまくアンディオールに開くことができません。
力を外側に逃がすような感覚で、リラックスしながら脚を開くことがポイントです。
またアンディオールのために股関節の柔軟性を高めることも必要です。
例えば、床に座って膝を横に曲げ、足の裏を合わせるストレッチは、アンディオールの感覚をつかむのに役立ちます。
ターンアウトとアンディオールの違いは?
バレエにおける脚の外旋を指す用語ですが、その使われ方に違いがあります。
ターンアウト
脚を外側に開く(外旋させる)ポジションのことで、ダンスの基本姿勢として重要です。
このポジションにより、体の可動域や見た目に影響を与え、美しいラインを作り出します。
ターンアウトが不十分だと、可動域が狭くなり、手足が短く見えることがあります。
アンディオール
踊っている最中や動作持続中に脚を外旋させることを指し、バランスを保つために必要です。
アンディオールがうまくできていないと、バランスを失いやすくなります。
アンディオールは、体全体を開くことでバランスの均衡を保つ役割があります。
ターンアウトは体の形を作るための外旋であり、アンディオールはその形を保ちながら動くための外旋です。
まとめ
バットマンを美しく上げるには、使う筋肉や外旋を意識するなどコツがあります。
コツを掴み、コツコツと柔軟性を向上させる事で美しいバットマンができるようになります(^^)
少しづつ練習してみてくださいね!
この記事は、埼玉ダンススクールリアンの高橋紫織が作成しました。
少人数なので定員になる前に☆